【滝沢歌舞伎ZERO 2021 4/22 昼】

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4/22昼入ってきました!

 

阿部くん、髪が伸びたみたいで、少しボリューミー!前髪も長め!!

初日のすっきりした7:3分けもかっこよかったけど、まあるい後頭部も可愛い!

 

今回は2階席下手のお席でした。今まで死角になっていたところがよく見えたので、今回はそこを中心に。

 

 

※先にお断りしますが、主観的な感想が含まれている箇所があります。もしこれを読んでくださる方がいれば、そういう風に感じたのかぁ程度に思っていただけると幸いです。

 

 

 【第一幕】

●ひらりと桜

イントロ終わり、スポットライトに照らされている照くんのソロを見守る阿部くん。自分の番を待つ阿部くん、お口をキュッとしていて可愛い!

目黒くんとのパートは、真面目にきっちりと歌い上げていました。

その後続く他メンバーのパートでも、衣装をひらひらとはためかせながら、暗闇の中を舞い踊る阿部くんがとっても綺麗だった。

 

阿部くんの「きらり ひらりと桜〜」の「桜〜」のところ、阿部くんの指がひょこひょ〜って不器用に動くのも好き(細かい)

 

そして、今まで被って見えなかったのですが、今回、阿部くんが舞台上の桜を掴んでスタンバイする様子も観れました!大きな動きはせず、目視もせず、静かにじわっと指を動かすところ、職人的で感動しました。阿部くんの細かい仕事が観れて嬉しい!

 

 

 

 

●九剣士

冒頭9人で乱闘を繰り広げるところ。自分の剣と相手の剣の合わさったところを鋭い目つきで睨みつける阿部くん。 袴をキュッと握った手から、指の先まで覇気を感じる。冒頭でも触れたように、髪のボリュームがあったので、ハチマキの上にふわっと髪が乗っていて、それが殺陣とともに揺れて躍動感があった!

 

最後、照くんとふっかさんと共に登場するところ。盆が回って0番に来ると、影山くんを勢いよく斬りつけます。影山くんを斬る直前、阿部くんマイクが拾うくらいに「ふっ!」と右の口角を上げて笑うんですよ…!(震) 今までも妖しく笑ってから影山くんを斬っていましたが、声が聞こえたのは初めてだったので衝撃的でした…!!

 

最後は同様、舌打ちで終わり。

 

 

●Maybe

この公演の阿部くんのMaybe、少し気を病んでいるような感じが前面に出ててめちゃ魅力的だった…

 

「誰かと触れ合う時も〜」では自らの身体、腰のあたりを優しく抱きしめ、「重さ量りながら〜」では右手で重さを感じながら、左手を右手に乗せて指を絡めて…

「刺激と感覚」でも指を絡ませていて、阿部くん指を使った表現がとっても素敵であり、目に毒な阿部くんだった…

 

 

●腹筋太鼓

メカ太鼓が出る前、身体を反らした阿部くんの頭からまた、「どこから来たの!?」っていう桜が!One Heart でも突然頭から桜を舞わせていたし、阿部くんの髪の毛には桜が咲いてるのかもしれない…笑

 

 

●Black Gold

阿部くん、ここでも指を使った表現をたくさんしてた…!!

右手を顎に添え、左腕は組んで、そのまま首をコテンと倒す→大の字に手を広げて、顎を上げて見下ろす→サルエルを両手で広げ、首を傾げる→指で唇を触れ、そのまま自分の顎をクイっと上げ、手をひらりと空中にかざして、そのまま捌け…というソロパ。ただただ衝撃!阿部くんかっこいい!!

サビ前は、「シー」と唇に指を当て、そのまま手をふわりと回すような仕草。

 

 

●化粧

康二くんのアドバイスペンネーム もみしゅりはやらせたいさん 26歳」に、腕を伸ばして指差しながら捌ける阿部くん。子供みたいで可愛い。

 

 

●桜の舞

阿部くん、一切笑わず、目黒くんとも一切目を合わせない。虚無感すら感じさせる表情。

 

初日(4/8)は悲しげで儚げな表情をしていて、目黒くんとは視線を合わせず。4/17は一変して、凛と微笑みながら目黒くんをまっすぐに見つめた阿部くん。

 

そのどちらとも違う表情に、観ていてとても驚かされた。この差が意識的なものか、無意識的なものかは分からないけど、あまりの変化に、ただただ衝撃だった。真意は決して知り得ないけど、役が遊女だけに、そんや阿部くんの気まぐれに振り回されているような感覚に陥る。

 

 

●花鳥風月

前回と同様、組曲導入部で1人ずつ下手から登場→上手捌けのところ、阿部くんは後ろ(下手)を振り返って目黒くんに大きく1回、「うん」と頷く。

 

終始苦しそうな表情を見せるものの、ラスサビの「信じて〜」からは笑顔に。最後幕が閉じる前は強い眼差しで前を見つめる阿部くん。

 

 

 

【第二幕】

鼠小僧次郎吉の葬儀

白黒に紫のお花、喪装飾のついたフェイスシールドを持って登場したお丸さん。客席から若干笑いが起こる→「微妙な笑い、ありがとう」

 

その後、「どうもお丸です」と始めるところ、「どうも」のあとに客席から拍手が…→「今のはタイミング悪いぞー!!まあでも、オッケ!(オーケーポーズ)」

 

仕切り直して「どうも、お丸です!」→「ここは拍手だろ〜!」→会場拍手

 

おかしなタイミングでの拍手に微妙な雰囲気になる会場を、うまくまわしたふっかさんさすが!

 

 

●落ち込む同心、岡引たち

新吉と安兵衛が登場!両手を大きく上げてふるわせ、訴えかける安兵衛が可愛い笑

 

 

●二代目鼠小僧

お丸とSPとの攻防戦!笑

お丸「お団子一本いかがですか?」

SP「NO!!」(食い気味)

お丸「お団子一本いかがですか?」

SP/お丸「NO!!!」「NO!!!」(同時に)

 

お丸「…若干笑ったわねぇ?」

 

 

●大蔵家の兄弟

金さん、すっぽんに「これ上がるの?ごいすー!!」

犬なの猫なの問題では、「犬なのぉ?猫なのぉ?犬だと思う人拍手ー!」(会場拍手)→「みなさんすごいですね。すごいです。キューブあげます」とJ.Y.Parkさん風!笑

 

その後銀さん登場!

「あにあにあにあに 兄貴なんだから」

本日の「あに」は4回!!

 

そのあとの「おにいちゃ〜ん」のシーンの前、色っぽくため息をつく銀さん…(しんどい)

 

そして私3公演入っているのに、レポで見かける「笑いに耐えきれず謝る銀さん」をまだ観たことがないです!いつか観たい!!!

 

 

●辻斬りに襲われる金さん銀さん

花道で大きなくしゃみをする銀さん。「もう!びっくりさせないでよ!!」と怒る金さん→「すいませんっした」と逆ギレの銀さん。

 

大ピンチに駆けつけた新吉と安兵衛。本日は顔を伏せたまま無反応の金銀。(4/17では交互にガンを飛ばしていた銀さん)

 

しかし最後は飛鳥山へ向かう敵軍の後方から、「えいっ!」と殴りかかる銀さん!卑怯で可愛い!!笑

 

●大詰め

源蔵が話している内容を初めてちゃんと聞けました。「桜の名所、飛鳥山」「桜の頃の見世物にしちゃあ…」なるほど、大捕物のロケーションが桜吹雪になったのも、きちんと説明されていましたね。

これまでの「石神井の森、滝野川の渓谷」も迫力があったけど、一面桜吹雪の中での大詰めの方が個人的に好みです。

 

そして、ここ数日銀さんがやっていた、布を首に巻く演出はなし。

 

あと書き忘れてたけど、初日からずっとやっていた、ダテタマの花道での戦闘シーン、手でパンチしたあとに「いたたた」と手をブンブンしているのが可愛くて好き。

 

安兵衛の天気予報は晴れ!本日も、お丸さんやダテタマに勇ましく声をかけて、屋根の上へと引き上げていました。最後は横でダンスを踊るダテタマに、「おおお〜!」と拍手する安兵衛!可愛い!!

 

大捕物では、口をキュッとすぼめてお鍋を混ぜるように棒をぐるぐるさせる安兵衛!

最後新吉が小判を撒く前、最大の危機、右腕で顔を覆う安兵衛…「もうだめだ」という表情をしている。いつも被って見えなかったけど、こんな表情をしていたんですねー!!!

その後小判が撒かれると、キリッとした顔で演舞場を見つめる。

 

 

●WITH LOVE

何かを訴えかけるような強い眼差しに、思わず胸がぎゅっとなる。 ここでもやっぱり、阿部くん笑わないなぁと感じた。少し目がウルウルしているようにも…

何も知らないけど、何もわからないけど、やっぱり疲れているのかな?辛いことがあったかな?それとも、何か別のことがあるのかな…?と思って、私まで涙が出てくる。

 

他のメンバーに目を移すと、照くん、康二くんもやけに湿っぽく見える……(毎回きちんと見ているわけではないので、これがどれだけイレギュラーなことかは分かりませんが…)

 

でも、最後の最後、「僕らのステージを〜」と中心に集まってくるところで、しんみり顔の康二くんに向かって(「こーじ」)と口パクで微笑みかける阿部くん。康二くんは気づいてなかったけど、とってもとっても優しい顔だった。阿部くんの優しいところが本当に好きだなぁと思った。

 

 

この曲に限らず、終始阿部くん、笑顔が少なかったなぁという印象だった。

これが故意に表現されたものなの、それとも自然とそうなってしまったのかはわからないけど、全然悪い意味ではなく、私が思っていたよりも、感情の表出がある人なんだなぁと思った。

 

自分の弱みなんて絶対見せないし、悟られることすらさせないような人だと思っていたけど、そうではないのかもしれない。人間味溢れる姿に触れて、これまでよりももっと阿部くんのことを好きになれたし、その一方、私はこの人のことを何も知らないんだなぁとも思った。これから、もっともっと時間をかけて知っていきたい。